介護の専門用語解説「あ行」
老人ホームを比較検討する際に、知っておきたい用語を紹介いたします。
あ
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アクティビティ・サービス
利用者の日常生活の心身の活性化のための「音楽活動」「絵画」「書道」「演劇」等、さまざまな活動を提供するサービスのこと。
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アセスメント
福祉利用者が直面している問題と状況の本質、原因、経過、予測を理解するために、援助活動に先立って行われる一連の手続き。従来のように診断をして終わるのではなく、現在の問題状況や本人を取り巻く家庭内外における状況などについて、総合的な評価とともに、今後のケアの見通しを含んだ評価がなされます。
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アルツハイマー型認知症
脳が萎縮し、進行すれば生活が困難となり介護が必要となる認知症の一種。短期記憶障害に始まり、徐々に進行していきます。見当識障害等を伴い、脳神経細胞が異常に脱落する。原因は不明で、発症するまで気づかれないことが多い。
い
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一次判定
介護保険認定で最初に行なう判定のこと。市区町村に申請し、訪問調査などを経て判定します。対象に質問した事項をコンピュータに打ち込むと、介護度が出る仕組みになっています。この判定結果をもとに、介護認定審査会で二次判定が行われます。
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一割負担
介護保険、医療保険等のサービス利用者が支払う自己負担の割合。介護保険の一部負担は、原則として介護報酬の一割となっています。
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医療ソーシャルワーカー
保健・医療機関等に従事するソーシャルワーカーのことを言います。医療的な知識を持ち、医療チームの一員となって医師の診断・治療に寄与する専門職です。
う
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上乗せサービス
市区町村独自の判定で行われる、介護保険の支給限度額を上回るサービスのこと。サービスの内容は、市区町村ごとに定められた介護保険の事業計画に基づき、条例で決められています。限度額を超えた利用料金は、全額自己負担になります。
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え
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嚥下(えんげ)障害
食べ物や飲み物がうまく飲み込めない、むせる、飲み込んだ物が食道につかえるといった障害のこと。
お
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オンブズマン
不当・不正な行政執行またはサービスに対して、監視、監察、苦情解決を行う人や機関のこと。国民の代弁人として議会や市長などに任命されます。
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OT(オーティー)
Occupational Therapistの略称。作業療法士のこと。医師の指示のもと、身体または精神に障害のある者に手芸、工作、その他の作業を行わせ、応用的動作能力または社会的適応能力の回復を促します。