「よかった、ここにいて。本当に家族みたい」介護職員の本音(2/2)
2017.3.23
前回の記事(「親を老人ホームに入れることは悪ですか?」介護職員の本音(1/2))では、「家族を自分の家じゃないところに預けることは、悪いことをしている気分になるのかもしれません」と率直なお気持ちを語ってくださった介護職員さん。今回も前回に引き続き、介護職員さんの「仕事に対する想い」を伺いました。
“介護”というと、精神的にも体力的にも大変なイメージをお持ちの方も多いことでしょう。そんな大変な中でも、職場の仲間、そしてご利用者さんからの言葉から力をもらうこともあるそう…。 実際に“介護職員”として現場で働かれている方はどのような想いを抱きながら、どのようにプライベートと両立をしながら仕事を行っているのか、生の声をお伝えできればと思います。
仕事とプライベートの両立について
子供は上の子が小学5年生と下の子が年長さんで保育園に行っているんですが、 どうしても子供が風邪をひくこともあるんですが、 ここは私に小さい子供がいることを気にかけてくれたり 声をかけたりしてくれるので、すごく働きやすいです。
実家の親に来てもらうこともありますが、
同じ仕事のスタッフに連絡をしてシフトを代わってもらったり
施設長に相談をして、お願いをして休みをいただいています。
子育てをしながらでも働きやすい職場だと思います。
ヒューマンライフケア浦和の樹の好きなところは?
施設で働くのはここが初めてですが、ここだから続けられているのだと思います。
すごく働く仲間に恵まれていると感じていて、みんなすごく助けてくれますし…。
私は全然まだまだなんですが、それもきちんと支えてくれます。
利用者さんもマネージャもすごく気にかけてくれてフォローをしてくれるので。 あと、みんな笑顔です。私も笑顔しか取り得がないんですが、 みんなが笑顔でいることはすごく大切なことだと思います。
印象に残っている出来事は?
私は認知症の方が入居するフロアの担当ですが、
休み明けに出勤すると「寂しかったよ」と声をかけてくれたりすると
「わー。よかった、ここにいて」と思います。
本当に家族みたいですよね。
自宅でバタバタして子供を保育園に送り届けて、バーっと職場に来るんですが、 出勤してまず一番にフロアの扉を開けてみんなが座っているのをみると、すごくホッとします。
仕事をする上で心がけていることは?
自宅で子育てなどで嫌なことがあっても、それはそれ、と気持ちを切り替えるようにしています。
利用者さんは一人ひとり家庭環境も違うし、いつも家族が会いに来てくれる人もいれば、
まったく面会に来ない人もいるし、本当にそれぞれです。
その人に合った接し方を心がけています。
- 【「ヒューマンライフケア 浦和の樹」に関連する記事はこちら】
- 第1回「親を老人ホームに入れることは悪ですか?」介護職員の本音(1/2)
- 第2回「よかった、ここにいて。本当に家族みたい」介護職員の本音(2/2)
- 第1回「要望を伝えやすい環境か?」入居者が施設長と本音対談(1/3)
- 第2回「どんな施設にしたいか?」入居者が施設長と本音対談(2/3)
- 第3回「どんな人が合う?」入居者が施設長と本音対談(3/3)
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記事監修:老人ホーム入居相談員(介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー2級、宅地建物取引士、認知症サポーター)