老人ホームの職員対応、施設への訪問頻度をご家族にインタビュー（5回／全6回）

2016.7.19

『シニアのあんしん相談室老人ホーム案内』を利用して、老人ホームに入居した施設利用者のご家族様に、その後の老人ホームでの生活、職員の対応、施設への訪問頻度、入居後の利用者の様子などをインタビューしました。
ご相談者：世田谷区在住　※ご利用者：87歳　要介護2
※個人の感想です。　※インタビュー内容は2015年10月時点のものです。

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【質問5】老人ホームへの入居前と後で、イメージに違いはありましたか？

私の場合は体験をするまでもなく、即答で決めました。それで入ってからも悪いどころかますますここを気に入って、できれば私も入りたいくらいです。入居前のイメージと比較しても、すべていい方向でますます気に入っています。利用者はどなたも本当にすばらしい方ばかりで、将来できたら私も入りたいなと思っております。職員の方も一人ひとりの人柄がよくて、「よくぞここまで集めたな」っていうくらいすばらしい方ばっかりですね。

【質問6】ご入居後のご本人様の様子の変化はありますか？

入院している時とくらべると、本人もこんなに元気になるとは思ってなかったというくらい元気になりました。本当にびっくりしています。ただマイナスもあります。これは元気になったから言えることだと思うんですけども、それまでは勝手に自由に買い物でもなんでもしていました。ただこういうところに入ると、「外出します。」「何時に戻ります。」と報告が必要になります。それが少し煩わしいみたいです。ただその反面、老人ホームには安心があります。何があっても心配ない。ここにお願いした以上は、私は何も心配もないです。本人もそれを分かっているとは思うんですけれども、やっぱり今までの生活で、自分ひとりで好きにしてきたのをちょっとそのわがままで不便に感じるときもあるのかもしれません。もちろん喜んでいる部分もあります。いままでは一日中一人で誰とも会話することがない日があったのに、ここにいれば何人かの人との会話を楽しむことができますから。

【質問7】ご入居してから周りの利用者と馴染めないケースもありますが、いかがでしたか？

私もそれを一番心配しました。いままで独りで会社勤めも、50歳過ぎまでやっていましたから、閉じこもっていたわけではないんですけれども、利用者と馴染めなかったり、孤立したりするのをとても心配しました。結果、心配どころか、一番元気で皆さんとのコミュニケーションしています。羽目を外さないように、逆にブレーキをかけなきゃいけないと思うくらい利用者の皆さんと溶け込んでいます。そのへんは本人がわきまえていて、ちゃんと自分で皆さんの邪魔にならないように、嫌われないようによく分かっているようですので、入居後、3ヶ月以上たつ今では心配していません。

【質問8】訪問される頻度としましては大体どのぐらいに1度お会いされていますか？

7月の終わりに入りまして3カ月になりますが、最初の内は週に2回は来ておりました。ようやく落ち着いたのが10月ですかね。それまでは最低でも1週間に一回は来てました。そして10月入って、一通り全部、役所の手続きから全部片付いて、必要なものも揃い、一応落ち着いた時点で月に2回くらいになりました。ただ用があれば、すぐに飛んでいきます。近いですから。

【質問9】老人ホームで生活をされている中で、ご家族の見えない部分に不安はありますか？利用者様が体調不良や病気をされた時の連絡系統はいかがですか？

元気とはいっても、持病はもっているんです。その持病もここにいる間は私はなんの心配もしておりません。何かあれば必ず連絡をいただけますので何の心配もありません。幸いこちらの老人ホームは初めて入ってきた叔父に、入居者の方皆さんが親切にしてくださっています。食事のときも、入居したその日から一緒のテーブルにお誘い頂いていて、朝昼晩ちょっと時間が遅れると「どうしたの？」とかすぐお声かけしてくださって。周りの力も大変大きいと思います。もちろん本人の周りに溶け込もう、皆さんとうまくやっていこう、という気持ちが必要だと思います。ただ、幸い本人がことだけ元気があるからということもあるのかもしれません。具合が悪かったり、他にいろいろ問題を抱えていたら、ここまで馴染めなかったかもしれません。今回、私の叔父に関しては、老人ホームに入居して大変良かったと、私も入居した叔父も喜んでおります。

■記事作成・監修

シニアのあんしん相談室「シニアのあんしん相談室」は高齢者住宅の相談窓口。介護の知識に長けた専門の相談員が、納得できる施設選びをサポートします。介護ニュースでは、介護に関する最新情報をはじめ、医療や健康に関連するニュースを定期的に発信しています。
記事監修：老人ホーム入居相談員（介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー2級、宅地建物取引士、認知症サポーター）