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介護食のレトルトと宅配弁当を比較|通販で人気な理由も解説

2021.8.18

毎日の介護食を用意することが、負担になってはいませんか。要介護者の身体の状態に合わせて介護食を用意することは、手間のかかる作業です。そこで、日々の食事の負担を軽減するために、レトルトタイプや宅配弁当といった介護食品を取り入れるという方法があります。レトルトタイプの介護食品や介護食の宅配弁当のサービスの概要、メリット、デメリットなどを紹介します。

介護食のレトルトや宅配弁当が人気な理由

介護食を1日3食、一から手作りするのは、手間がかかります。
在宅介護で介護食を用意するには、自宅で調理する方法の他にも、レトルトタイプの介護食品や介護食の宅配弁当を活用するという方法があります。

レトルトタイプや宅配弁当といった介護食品は、そのまま、あるいは温めるだけで、簡単に食べることができるため、手軽さから人気があります。こうした介護食品を活用し、手間を省くことで、調理にかかる時間を他の事に使えます。

また、介護食は、メニューを考えるのも大変ですが、レトルトタイプや宅配弁当を取り入れることで、メニューのバリエーションを増やせる点も魅力です。料理に慣れていない人が栄養バランスに配慮した食事を作るのはなかなか難しいですが、介護食品を活用することで、必要な栄養を摂取できます。

レトルトタイプなら、ひと手間加えてアレンジすることも可能です。要介護者の立場から見ても、普段と違ったものを口にすることで、気分転換になることもあります。

介護食を選ぶ際に知っておくべき「介護食の種類」

介護食は、要介護者一人一人のかむ力と、飲み込む力に合ったものを用意することが重要です。
加齢によってかむ力や飲み込む力が衰えると、かみづらさや飲み込みづらさから、食欲が低下したり、食べ物が気管や肺に入ってしまうことによって誤嚥性肺炎が引き起こされたりすることがあります。
そこで、現状のかむ力と飲み込む力に合った食事を取ることで、残された機能を生かし、悪化を防ぐことができます。

介護食には、さまざまな種類があります。レトルトタイプや宅配弁当などの介護食品を利用する際には、要介護者のかむ力や飲み込む力に合ったものを選びます。

きざみ食 通常の食事を刻んだもの。かむ力がやや弱い人向け。
ソフト食 食材をやわらかく煮込んだものや、ミキサーにかけてから固めた、歯茎や舌でつぶせるやわらかさの食事。かむ力と飲み込む力が弱い人向け。
ムース食 通常の食事をすりつぶし、とろみ剤で固めたもの。かむ力や飲み込む力が著しく低下している人向け。
ミキサー食 食材をミキサーにかけてポタージュ状にしたもの。かむ力がほとんどなく、飲み込むことが難しい人向け。
嚥下食 食材をやわらかく煮込んだものをミキサーなどでペースト状やゼリー状にしたもの。かむ力がほとんどなく、飲み込む機能が著しく低下した人向け。
流動食 具のない液状にした食事。かむ力や飲み込む力が弱く、手術や高熱などで胃腸が弱くなった人向け。

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レトルトタイプの介護食品とは


レトルトタイプの介護食品は、ごはん(おかゆ)とおかずなど、複数の商品を組み合わせる、あるいは手作りの食事にプラスするといった形で利用します。

レトルトタイプの介護食品は、主に一般的な食事のメニューを、かむ力や飲み込む力が衰えた人向けに調理したものです。きざみ食、ソフト食、ミキサー食の他、流動食もあり、かむ力や飲み込む力に合わせて選ぶことができます。

レトルトタイプは、パウチタイプが主流ですが、外出時に便利なカップタイプの商品もあります。
基本的に電子レンジや湯せんで温めてから食べるものですが、常温のまま食べることのできる商品も展開されています。

■レトルトのメリット

レトルトタイプの介護食品を活用すると、介護食を用意する負担を軽減することができ、メニューの幅が広がるといった、次のようなメリットが挙げられます。

レトルトのメリット
  • ・介護食を作る手間が省ける
  • ・かむ力や飲み込む力に合ったものを選べる
  • ・メニューを考える手間が省ける
  • ・さまざまなメニューがあるので、食生活の幅が広がる
  • ・栄養バランスの取れた献立にしやすくなる
  • ・ひと手間かけてアレンジすることもできる
  • ・長期間の保存が可能なため、非常食としてストックできる
  • ・カップタイプは外出先でも食べられる

■レトルトのデメリット

レトルトの介護食品は便利ですが、次に挙げるようなデメリットもあります。

レトルトのデメリット
  • ・家庭で慣れ親しんだ味とは異なる
  • ・異なるメニューでも味が似通っていることが多い
  • ・見た目がワンパターンになりやすい
  • ・手作りするよりもコストがかかる
  • ・パウチタイプは皿に移す手間がかかる

介護食の宅配弁当とは


介護食の宅配弁当(宅配サービス)とは、1食分ごとに主菜や副菜が組み合わせられた介護食が、専用の配送車や宅配便などで自宅に届くというサービスです。

■宅配弁当の種類

介護食の宅配弁当(宅配サービス)には、「弁当タイプ」や「総菜タイプ」といった種類があり、「冷凍・冷蔵・常温」といった保存状態にも違いがあります。

また、介護食の宅配弁当も食事の形状を選ぶことができますが、事業者によって取り扱っている種類が異なります。宅配弁当で取り扱いがあるのは、きざみ食、ソフト食、ムース食が中心です。

宅配弁当の種類について、次の2つに分けて紹介します。

  • ・「弁当タイプ」と「総菜タイプ」の違い
  • ・「冷凍・冷蔵・常温」保存状態の違い

【「弁当タイプ」と「総菜タイプ」の違い】

宅配弁当(宅配サービス)の内容には、次の2つのタイプがあります。

  • ・弁当タイプ
  • ・総菜タイプ

「弁当タイプ」は、主菜や副菜のおかずにごはんが付いているタイプで、「総菜タイプ」は、おかずのみのタイプです。弁当タイプを取り扱っているのは、専用車による配送を行っている業者が中心で、弁当タイプと惣菜タイプから選べるところもあります。

弁当タイプは、ごはんを用意する手間がかからず、宅配弁当のみで1食分が完結する点がメリットです。

総菜タイプは、別途でごはんの用意が必要なため手間がかかりますが、コストを抑えられることがメリットです。炊き立てのごはん(おかゆ)を楽しみたい人、パン・麺類なども食べたい人、弁当タイプのごはんでは多い、あるいは少ないため、量を調整したい人などに向いています。

かむ力や飲み込む力に合わせた形状のごはんを、要介護者本人、家族、介護スタッフが用意できる場合は、総菜タイプも選択肢となります。

【「冷凍・冷蔵・常温」保存状態の違い】

介護食の宅配弁当(宅配サービス)は、届くときの保存状態による違いもあります。

  • ・冷凍タイプ
  • ・冷蔵タイプ
  • ・常温タイプ

「冷凍タイプ」は、数食~20食程度の単位でまとめて注文し、宅配便で届くサービスが中心です。総菜タイプが多く、容器のまま電子レンジで温めます。
まとめて注文するので、受け取りの手間が軽減できること、日持ちするため、食べる日を決めておかなくても良いことがメリットです。ただし、冷凍庫内の場所を取ってしまう点に注意が必要です。

「冷蔵タイプ」は、介護食の宅配サービスにおいてはあまり一般的ではなく、袋入りの総菜やごはんのセットが数日分、宅配便でまとめて届くといった形となります。
温めて袋から出し、盛り付ける必要がありますが、冷蔵のため素材の味が生きていること、消費期限に2~3日程度のゆとりがあるため、急に食べない場合でも無駄にならないことがメリットです。

「常温タイプ」は、専用の配送車により昼食と夕食を取り扱う事業者が中心で、1食分ごとに配達されます。
弁当タイプと惣菜タイプを選べる事業者が多く、1食からでも利用可能です。
常温タイプは、そのまま温めずに食べることもできるので、手間のかからない点がメリットです。きざみ食は、カットするサイズを選べるなど、事業者よって個別対応を行っているところもあります。また、安否確認サービスを行っている事業者もあり、要介護者が遠く離れた場所で一人暮らしをしている場合などに利用すると安心です。

■宅配弁当のメリット

介護食の宅配弁当は、1食分の食事となるため、以下のように、さまざまなメリットがあります。また、常温タイプは、1食ごとに届くことが魅力です。

宅配弁当のメリット
  • ・食事を準備るす手間が省ける
  • ・自宅に届くので、買い物の負担を軽減できる
  • ・カロリーや塩分も配慮された栄養バランスの取れた献立の食事を取ることができる
  • ・日頃食べないメニューも楽しめるので、食生活の幅が広がる
  • ・常温タイプの専用の配送車による配達の場合、業者によっては安否確認を兼ねられる
  • ・常温タイプは1食ずつ届くので、生活のリズムを整えられるる

■宅配弁当のデメリット

介護食の宅配弁当は、利便性が高い一方、以下のようなデメリットもあります。

宅配弁当のデメリット
  • ・手作りするよりも費用がかかる
  • ・送料がかかり、割高になることがある
  • ・注文の締め切りが決まっていて、すぐに入手できない
  • ・メニューが決まっているので、好みに合わないことがある
  • ・常温タイプは配達エリアが限定されている
  • ・常温タイプは受け取り時間が決まっているため、注文していると外出できない
    (業者によっては、不在時は宅配ボックスなどで受け取り可能)
  • ・冷凍タイプはまとめて届くので、冷凍庫内の場所を取る

介護食のレトルトと宅配弁当の違いを比較

介護食のレトルトタイプと宅配弁当の違いを、表にまとめて比較してみました。

レトルト 宅配弁当
価格 1個:130~450円程度 1食:500~900円程度目
準備の手軽さ 「パウチタイプ」は温めの他、
皿に移す必要がある
「常温タイプ」はそのまま食べられる
「冷凍タイプ」は容器のまま
電子レンジで温めるだけで食べられる
「冷蔵タイプ」は温めて皿に移す必要がある
手に入れるまでの時間 店頭で購入する場合はいつでも手に入る 注文してから届くまでに日数がかかる
日持ち 商品によって1~2年程度の長期保存が可能 「常温タイプ」は日持ちしない
「冷蔵タイプ」は数日程度
「冷凍タイプ」は3~6カ月程度

■レトルトタイプがおすすめなケース

「レトルトタイプ」の介護食品は、臨機応変に利用しやすいことから、次に挙げるようなケースの利用に向いています。

  • ・手作りの食事に一品追加したい
  • 介護者が忙しいときや体調を崩したときなどに時々使いたい
  • 一から作るのは大変なので、介護食品をアレンジしたい
  • ・なるべくリーズナブルに介護食品を取り入れたい

■宅配弁当がおすすめなケース

「宅配弁当」の介護食は、1食分の食事となるため、用意する手間を大幅に軽減できることなどから、次に挙げるケースでおすすめです。向き・不向きとしては、保存状態による違いも挙げられます。

  • ・介護食を作らずに日常的に利用したい
  • 食事の準備にかかる手間をできる限り軽減したい
  • 要介護者が単身世帯、または高齢者のみの世帯で、準備の負担をかけられない
  • 介護者が忙しいときや体調を崩したときなどのためにストックしておきたい(冷凍タイプ)
  • ・安否確認を兼ねたい(常温タイプ)

レトルトタイプの介護食品を購入する方法

レトルトタイプの介護食品は、身近な場所でも購入することができます。

  • ・インターネット:メーカー公式サイト、ECモール
  • ・実店舗:ドラッグストア、スーパー、ホームセンター、介護ショップなど)

レトルトタイプの介護食品は、ドラッグストアやスーパーなどで手軽に入手できます。近くに店がない場合、まとめて購入したい場合、多くの種類から選びたい場合などは、インターネットを利用すると便利です。

介護食の宅配弁当を利用する方法


介護食の宅配弁当は、事業者によって購入方法が異なります。

  • ・インターネット:事業者の公式サイト、ECモール(冷凍タイプ)
  • ・電話・FAX:事業者の事務所・店舗

介護食の宅配弁当のうち、「常温タイプ」は事業者によって注文方法が異なり、インターネット、電話、FAXで注文します。事業者にもよりますが、前日の締め切り時間までに注文すると、翌日から利用できます。

「冷蔵タイプ」の宅配弁当は、「生協」でも取り扱いがあり、加入手続きが必要です。注文は電話などでできます。

「冷凍タイプ」の宅配弁当は、インターネットでの申し込みが中心です。事業者によっては、電話などでも注文できます。事業者によって届くまでに数日かかります。

介護食の宅配弁当は、さまざまな事業者が取り扱っていて、常温タイプ、冷蔵タイプ、冷凍タイプといった保存状態の違いもあります。常温タイプの場合は、配達エリアが決まっているため、問い合わせが必要です。
また、メニューや味が好みに合うかどうかなど、注文してみなければ分からないといった面もあります。とはいえ、比較検討するために複数の事業者への問い合わせや資料請求をするのは、手間がかかります。

そこで、「あんしん相談室‐宅配ごはん案内」を利用すると、利用できる事業者のメニュー、配達方法、価格などを簡単に比較することが可能です。まとめて資料請求を行い、複数のサービスを利用し、食べ比べてみることも可能です。

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まとめ

介護食を毎日3食、栄養バランスを考えながら手作りするのは、大変です。レトルトタイプや宅配弁当などの介護食品を利用することで、用意する手間を軽減でき、要介護者の食事の幅が広がります。無理なく介護を続けていくためにも、ライフスタイル、味の好み、予算などに合わせて、要介護者本人や介護者に合った介護食品を上手に取り入れていきましょう。

■記事作成・監修 シニアのあんしん相談室
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記事監修:老人ホーム入居相談員(介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー2級、宅地建物取引士、認知症サポーター)
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