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床ずれ(褥瘡)は感染症を招く! 原因と予防するためのポイントとは?

2016.12.14

脳梗塞や脊髄損傷などによる寝たきりの入院生活は、本人も看護する親族も大変苦労の多いものです。 しかし、長期のベッド生活にはもう一つの大敵があります。それが褥瘡(いわゆる床ずれ)。

すれて痛いだけでなく、放っておくと感染症など重たい病気に繋がります。褥瘡は何より予防が大切。自宅介護をしている方も是非予防法を覚えてください。

どうして褥瘡(床ずれ)は寝たきりだと生じる?

寝たきり状態が続く高齢者にとって気になるのが、褥瘡です。
褥瘡とは、病気やケガで長くベッドから起きられないことで、背中やお尻の皮膚がすりむけて潰瘍(炎症を起こし、深くえぐれた状態)になる症状のことです。

人の体は長時間にわたって同じ箇所を圧迫し続けると、血液の流れが悪化します。中でもお尻の上部にある仙骨部分は、仰向け姿勢だと体重の約40%が集中する、褥瘡の起きやすい場所です。他に、後頭部・かかと・ひじ・肩甲骨・坐骨部分など、骨が突出した箇所や皮下脂肪の少ない箇所が褥瘡になりやすい傾向にあります。

褥瘡が招く怖い感染症…死に至るケースも?

褥瘡は放っておくと、皮膚などの周辺組織を徐々に壊死させます。これが悪化してゆくと皮膚に穴が開き、骨に到達して骨が露出してしまいます。ここまで悪化すると完治しづらくなり、大変厄介です。
普段は皮膚で細菌を遮断している箇所も、褥瘡の進行によって細菌を防御する力が著しく弱まります。とりわけ仙骨部分は尿や便で汚れやすいため、感染症のリスクが高まる傾向があります。

褥瘡になりやすいのは、ほとんどが高齢や病気などの理由で体力的に免疫力の低下した人です。よって、褥瘡から感染症を併発する危険性はより高くなるでしょう。 皮膚疾患の段階では皮膚の炎症から膿瘍に、傷が深いと骨髄炎から敗血症に発展して、最悪死に至るケースもあります。

「たかが床ずれ」と油断してはいけません。

褥瘡予防のための3つのポイント

褥瘡は「予防よりも治療が困難」といわれる病気です。あらかじめ発症に備えて予防しておくことが重要です。そこで、自宅でも十分実践できる3つの褥瘡予防法をお教えしましょう。

1. 栄養補給

十分な栄養を摂ることが大切です。中でも、アルギニン(大豆や魚介類)・亜鉛(かき・牛肉)・ビタミン(果物や野菜)・カルシウム(牛乳などの乳製品)・鉄分(レバーや卵など)の摂取が有効です。
なお、仮に褥瘡になってしまった場合でも、これらの栄養素をしっかり摂取することで早期回復に繋げることができます。

2. スキンケア

肌は清潔な状態で保ちましょう。入浴は褥瘡を予防するのに最適です。その際、弱酸性石けんかボディシャンプーをスポンジやタオルでよく泡立たせて優しく洗いましょう。
また保湿クリームや加湿器などを使って、肌の乾燥防止を心掛けましょう。

3. 身の回りの留意点

介護用ベッドは体重の圧力が分散されるようになっていて、予防に役立ちます。シーツや衣類のシワは意外と皮膚にとって大敵なので、よく伸ばしてください。
ちなみに要介護度2以上の人は、褥瘡予防グッズが介護保険でレンタルできます。

もし症状が出てきたら…

何より大切なのは、早期発見。ヘルパーさんや訪問看護師さんに定期的にチェックしてもらい、もし褥瘡の症状が見つかった場合は、早めにかかりつけの医師に相談してください。
感染症などの合併症に進行する前に、治療に向けて動き出しましょう。

参考:床ずれはどう防ぎ、どう手当てするか-褥瘡のケアで大切なこと- 参考:体圧分散と寝心地を重視した褥瘡予防マットレスの開発研究 参考:高齢者における褥瘡の評価と治療 参考:難治性褥瘡患者に対するアルギニン配合 高濃度液状栄養食の使用経験 参考:自宅での褥瘡予防と発症時の対処法
■記事作成・監修 シニアのあんしん相談室
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記事監修:老人ホーム入居相談員(介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー2級、宅地建物取引士、認知症サポーター)
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