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特養の入居の為に引っ越し……リロケーションダメージに注意が必要です

2016.9.8

あいかわらず入居待ちの多い都市圏の特別養護老人ホーム(特養)。その対応策として、都市部からちょっと離れた地域の特養の入居を考える方が多くなりました。しかしその影響で、「リロケーションダメージ」が問題になりつつあります。ではこの「リロケーションダメージ」って、一体どんなものなのでしょうか?

都市圏外に特養が建つ時代

特別養護老人ホーム(特養)の入居待ちをする人たちは、2014年の段階で52万人超と急激に増加してきました。とりわけ人口の多い都市圏内では特養の整備が十分ではなく、地価が高いということもあり、新しく特養を建設することが難しいという現状があります。

介護保険法の改正によって、入居待ちの人数に減少傾向があることを『入居が難しいはずの特養で空きが? 要介護に関する条件変更で起きたこと』で紹介しましたが、それでも他の介護施設に比べて入居が難しいことは変わっていません。

そのため、都市部で暮らす高齢者の中には、遠方の特養への入居を求めて転居(介護移住)を行う方が多くいらっしゃいます。特養に限らず、入居を希望する施設が近辺になければ同様でしょう。

このように、希望の介護施設を選ぶための転居の際に注意しなければならないのが、リロケーションダメージです。

参考:特別養護老人ホームの入所申込者の状況

環境の変化によるストレス、そして…

リロケーションダメージとは、住み慣れた場所から馴染みのない場所に転居して環境が大きく変化することでストレスを感じ、心身に弊害をもたらすことを指します。

リロケーションダメージは年齢に関係なく起きる可能性はあります。しかし認知症高齢者の場合、特に症状として表れやすいので注意が必要です。家族や友人と離れることで孤独感や不安感が増大し、認知症の症状やうつ症状を悪化させたりする例もあります。

場合によっては、リロケーションダメージが原因で今まで認知症の症状が出ていなかった人まで発症することもあるといわれています。

リロケーションダメージの予防法とは

リロケーションダメージを引き起こす最大の要因は、急激な環境の変化です。

従って、いきなり知らない土地に身を移すのではなく、施設ならば事前に数日間のショートステイ期間を作るなど、新たな環境に慣れる時間を作ることが予防につながります。

また、新しい環境の中に本人のテリトリー、すなわち心理的に落ち着ける「自分の場所」を作ってあげることも解決の早道でしょう。施設でいえば、個室があるのと、共有スペースしかないのとでは全く違います。
また早く慣れるように、家族など周りの人が寄り添ってサポートして心理的な負担を下げることも非常に大切なことです。

他にも施設を選ぶ際の留意点はいろいろあります。これからご家族の介護移住を考えている人は、専門家に相談してみることをお勧めします。

参考:リロケーションダメージからの回復過程とレクリエーション活動支援との連接に関する考察 参考:2015年の高齢者介護~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~

【「特別養護老人ホーム」に関連する記事はこちら】

■記事作成・監修 シニアのあんしん相談室
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記事監修:老人ホーム入居相談員(介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー2級、宅地建物取引士、認知症サポーター)
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