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本当は怖い「痩せ」!高齢者がなりがちな低栄養のリスクと対策法とは?

2017.2.20

高齢者がなりがちな低栄養のリスクと対策

カロリー、脂質、糖質、コレステロールなど、健康を保つためや身体のスタイルを保つために、気にしている人も多いのではないでしょうか。「粗食」が健康に良いとされている一方、高齢者では低栄養傾向にあることをご存知でしょうか。高齢者が栄養不足になると、実はますます老化が進んでしまうこともあるのです。高齢者が低栄養になりやすい原因と、潜んでいるリスク、また対策方法を紹介します。

最近の高齢者は低栄養傾向…低栄養に潜むリスクとは?

「低栄養」とは

「低栄養(ていえいよう)」とは、エネルギーやたんぱく質が不足し、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態のことです。まずは低栄養かどうかをチェックしてみましょう。低栄養かどうかは「BMI」「体重変化」「血清アルブミン値」の3つの指標で確認できます。

①「BMI」でチェック

一番簡単な方法として、BMIによる低栄養のチェックがあります。BMI(体格指数)は、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で求めることができます。身長が170cmで、70kgであれば、「70÷1.7÷1.7=24.2」となります。
この算出されたBMI値で、18.5未満であれば低体重、18.5~25未満であれば普通、25以上であれば肥満となります。BMIが18.5未満の方は注意が必要です。

②「体重変化」でチェック

6ヶ月間に体重が2~3kg減少した、または、1~6ヵ月以内に体重が3%減少した人は注意が必要です。

③「血清アルブミン値」でチェック

残念ながら、これはセルフチェックができないため、血液検査が必要になります。血清アルブミン値はたんぱく質やエネルギーの欠乏状態を示す栄養指標で、3.8g/dl以下は低栄養の可能性があります。

※上記は一般的な基準です。詳しくは医療機関で診察を受けましょう。

高齢者が低栄養になる原因

「今の時代に栄養不足なんて!」と驚く人も多いのではないでしょうか。実は、高齢者が低栄養になる原因は、さまざまです。大きく分けて「社会的な要因」「精神的な要因」「加齢による要因」「疾病要因」の4つあります。

・社会的な要因

高齢者の一人暮らしや、高齢者夫婦での二人暮らしは増えています。これまでは家族の健康を気づかって食事を作っていた人も、自分一人のために料理をするとなると面倒になってしまうこともあるでしょう。それにより栄養バランスが偏ってしまったり、食事の回数が減ってしまったりします。

・精神的な要因

好きなことへの興味がなくなった、子どもが独立してしまって生活に張り合いがなくなった、仕事を定年で退職した、などこれまで担っていた役割を失ってしまうことによりうつ病になってしまうことも少なくありません。うつ病になってしまうことで、食への意欲が失われてしまう場合もあります。

・加齢による要因

加齢により味覚は変化し、濃い味付けを好む傾向があります。濃い味付けばかりで飽きてしまったり、塩分を気にして薄味にすることにより物足りなさを感じてしまったりして食欲がなくなることにつながります。

・疾病要因

かむ力や飲み込む力が弱くなること(咀嚼・嚥下障害)で、うまく食事をとることができないようになり、食事の量が減ったり、食べる楽しみが減ってしまったりします。また、腸の機能の低下、消化機能の低下により下痢や便秘になりやすくなります。また、歯が悪くなったりすることも食べる意欲の減退につながります。

子どもの独立、孤食、病気、加齢による影響など誰でも起こりうることが実は原因となっているのです。これらはあくまで一例ですが、あてはまることがあれば注意が必要です。


低栄養になることによる影響

高齢者が低栄養になることでの最も悪い影響は死亡リスクが高くなるという報告があります。

痩せが総死亡リスクと関連 ベースライン時のBMIにより対象者を9つの群にわけ、20.0-22.9を基準(=1)として、総死亡リスクを計算しました。男性でも女性でも基準群よりBMIが低い群では有意に死亡リスクが上昇しており、痩せの程度が強くなるほど死亡リスクが高くなりました(最も低い16未満の群の総死亡リスクは男性1.78倍、女性2.55倍)。一方、基準群よりBMIが高いことは男性では総死亡リスクと関連せず、女性では最もBMIが高い群(30以上)でのみ1.24(95%信頼区間1.01-1.52)とリスク上昇と関連しました。

JACC Study「日本の高齢者における肥満度と総死亡との関連」玉腰暁子

「健康を保つためには肥満を防ぐ」という考え方は、世間一般的に広まっているように思われますが、「健康を保つために痩せを防ぐ」ことを意識している方は少ないのではないでしょうか。
しかし、高齢者にとって、痩せにならないようにすることはとても大切なことなのです。

「死亡リスクがあがるなんて大げさな!」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、低栄養は、エネルギーやたんぱく質が不足している状態です。エネルギーは身体を動かす源、たんぱく質は筋肉や骨・皮膚や毛髪をつくるなど多くの働きがあります。 このような身体をつくる大切な要素が不足することで、骨や歯・筋肉・血管がもろくなったり、内臓が衰えてしまったり、細菌やウイルスに感染しやすくなってしまったりなどの症状が起きやすくなってしまいます。

低栄養になり、筋肉が落ち、活動量が減る。活動量が減ることで、食欲がさらに落ちるといった悪循環を招いてしまうこともあります。その結果、寝たきりになってしまうということもあるのです。

低栄養を防ぐためには何をするべきか

低栄養を防ぐためには、何を心がけるべきなのでしょうか。 それは第一に「食事をきちんと行い、栄養を摂ること」です。


そもそも食欲がわかないという人はどうしたら良い?

食べるもの以前に、そもそも「食べたい」という気がわかないという人もいるでしょう。そんな人は、次のようなことを心がけてみてはいかがでしょうか。

・ 1日3食、規則正しいリズムで食べる。

だらだらと間食をしてしまったりすると、空腹にならず、3食の食事もおろそかになりがちです。1日3食の食事のリズムをつくることで、空腹状態をつくりましょう。

・ 誰かと一緒に食事をする

一人では味気のない食事でも、ご家族やご友人と一緒であれば楽しく食事ができるという人も多いでしょう。そのような方は、ご友人・ご家族など積極的に誰かと一緒に食事をする機会を設けることが大切です。


「何を食べれば良い?」とりたい食事の内容

低栄養を防ぐためには、不足している栄養素を体に取り入れることが最も大切です。
「栄養を取らないといけないのは分かっているけど、何をどれくらい食べたら良いの?」という人も多いのでは?そんな方のために、低栄養を防ぐための大切な栄養素を紹介します。

① エネルギーとなる糖質や脂質をとりましょう。

糖質は、主にごはんや麺類・パンなど主食となる炭水化物からとることができます。脂質は、糖質やたんぱく質と付随して調理油などからとることができます。 1日にとりたいエネルギーの目安は、70歳以上の男性で2200kcal、女性で1750kcalです。

② 血や肉となるたんぱく質をとりましょう。

たんぱく質は魚介類や肉などからとることができます。魚介類や肉を食べにくいという人は、卵や豆腐などからもとることができます。 1日にとりたいたんぱく質の目安は、70歳以上の男性で60g、女性で50gです。

③ 体の調子を整えるビタミン・ミネラル・食物繊維をとりましょう。

野菜や芋・果物からとることができます。ビタミンにも多くの種類があり、食品によって含まれる量も異なります。多くの栄養をとれるよう、様々な食品をとることを心がけると良いでしょう。

「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
※上記はあくまで一般的な目安です。病気のある方は、管理栄養士の指導に従ってください。

「食事をする、食事を作るのが面倒だと思ってしまう人はどうしたら良い?」おすすめの食事方法

体に必要な栄養素はわかっても、それを毎日の食事で意識して取り入れるのは大変なこと。 特に一人暮らしであれば、食材をいっぱい買っても使い切れない、いっぱい作ると毎日同じものになってしまったり腐らせてしまったりする人もいるでしょう。

そんな方は、宅配食事サービス(配食サービス・食事宅配サービス)を検討してみてはいかがでしょうか。 宅配食サービスは、買い物に行く手間、献立を考える手間、調理をする手間をとることなく、きちんと栄養が考えられた食事をとることができるのです。

宅配食事サービスとは?

宅配食事サービスとは、弁当や惣菜のセットなどを定期的に宅配するサービスです。 サービスによって異なりますが、週単位や月単位で注文を行います。お弁当によっては、カロリー制限がされているもの、塩分やたんぱく質の制限がされているものなど様々です。中には、ムース食や、刻み食など飲み込む力が弱くなっている人向けの食事も用意されているのです。


宅配食事サービスは何が良い?宅配食事サービスのメリット

宅配食事サービスのメリットは、主に3つ。

  • ①栄養バランスがきちんと考えられている=必要な栄養がとれる
  • ②自宅に届けてもらえる=買い物の手間がない
  • ③解凍したり温めたり、中にはそのまま食べることができる=調理の手間がない

宅配食事サービスは、自宅まで、栄養の考えられた食事が、調理された状態で、届けられます。つまり、買い物や調理が体力的に辛かったりする人にとって、待っているだけで食事ができるサービスなのです。


でも、宅配食事サービスって高いんじゃないの?宅配食事サービスの価格の目安

買い物・調理の手間が省ける分、確かに自炊をするよりも費用は高くなります。
総務省によると、一般的な月あたりの食費は一人世帯で40,202円、二人世帯では63,028円です。単純に1日3食×30日で割ると、一食あたりの費用は一人世帯で446円、二人世帯で350円となります。
対して、宅配食事サービス(お弁当配達)の場合、平均的な価格は500~1000円前後です。これは確かに高い。

しかし、例えば夜を宅配食事サービスにする分、朝昼の食費を抑えるなどをすることで、1日にかかる食費を高くしないようにすることの工夫もできるのではないでしょうか。
食事にかかる手間や時間と費用、栄養面をかんがえると、一概に「宅配食事サービスは高い」ともいえないのです。



どんな宅配食事サービスがあるの?宅配食事サービスを比較できるサービスをご紹介。

宅配食事サービスは、様々な種類があります。
冷凍でまとめて届くタイプ、1食ごとに冷蔵で届くタイプなど、各サービス多種多様…。
さらに、各サービスでお届けできるエリアが定められています。

「一つ一つ自分で調べるのが大変、面倒」という方に、宅配食事・宅配弁当の比較サービスを紹介します。
シニアのあんしん相談室‐宅配ごはん案内‐

宅配食事・宅配弁当を比較できる「シニアのあんしん相談室‐宅配ごはん案内‐」は、大きく3つの特徴があります。

  • 1.ご希望のエリアにお届け可能な宅配食事サービスを郵便番号だけでカンタンに探せる
  • 2.1回のお申込みで、複数サービスの請求がまとめてできる資料をまとめて請求できる
  • 3.注文したいお弁当の「注文希望」を申し込むことで、資料請求するよりも早くサービスの利用が開始できる

食事形態(冷凍・冷蔵等)や、食事タイプ(普通食・制限食・介護食)、1食当たりの価格など各サービスの特徴が載っているので、それぞれのサービスを比較したいという場合にはとてもおすすめです。

シニアのあんしん相談室‐宅配ごはん案内‐

宅配食事サービスは必ずしも1つに絞る必要はありません。
生活スタイルや希望している条件によっては、1つのサービスでは全てを網羅できない場合もあります。
複数のサービスをうまく組み合わせながら利用することも栄養の摂れる食生活を続けていくために大切です。

「シニアのあんしん相談室‐宅配ごはん案内‐」に載っていない宅配食事サービスをご紹介。

シニアのあんしん相談室‐宅配ごはん案内‐」に掲載されているサービス以外にもいくつかの宅配食事サービスがあります。ここでは、その特徴や費用をご紹介します。

 

  おすすめの方 一食あたりの金額※1 タイプ
やわらかダイニング 噛む力や飲み込む力が弱い方 709~802円 弁当宅配(冷凍)
ウェルネスダイニング 食事制限が必要な方
(糖尿病・腎臓病・高血圧など)
663~740円 弁当宅配(冷凍)
彩ダイニング 食事制限が必要な方
(糖尿病・腎臓病・高血圧など)
599~680円 弁当宅配(冷凍)
食宅便 塩分・カロリーが気になる方 560~620円 弁当宅配(冷凍)
夕食.net(冷凍宅配弁当) 栄養バランスのとれた食事をしたい方 340円 弁当宅配
わんまいる いろいろなメニューを自由に選択したい人 596円 惣菜宅配(冷凍)
食材宅配のヨシケイ 簡単に、短い時間で調理をしたい人 597円~630円 食材/惣菜宅配

※1:金額はメニューや、頻度、購入回数により異なりますのであくまで目安となります。

 

やわらかダイニング

 

やわらかダイニングの特徴はなんといっても噛む力や飲み込む力が弱い方に特化した食事であること。 やわらかさの具合も、程よいやわらかさ・お箸ですっと切れるやわらかさ・スプーンでつぶせるやらわかさと3つの段階から選ぶことができます。食べ物が噛みにくい・飲み込みにくいという方はもちろんのこと、食べやすくするために調理をするのが大変という方にとってもオススメです。

■価格(一例)

  • ・(初回)ちょっとやわらかめ宅配食/7食:4,968円(税込)
  • ・(初回)かなりやわらか宅配食/7食:5,616円(税込)
  • ・(初回)ムースやわらか宅配食/7食:5,616円(税込)

 

ウェルネスダイニング

 

ウェルネスダイニングの宅配弁当は食事制限に特化しています。240kcalにおさえてカロリー制限食、塩分を2,0g以下に抑えた塩分制限食、たんぱく質を10gかつ塩分を2.0g以下におさえたたんぱく質・塩分制限食と、制限したい内容別にコースを選ぶことができます。 ご家庭で調理を行う場合、塩分やたんぱく質の量を計算するのは手間もかかり、なかなか難しいもの。日々の食事の中にこのような制限食を取り入れてみてはいかがでしょうか。

■価格(一例)

  • ・健康応援気配り宅配便/7食セット:4,644円(税込)
  • ・カロリー制限気配り宅配食/7食セット:4,860円(税込)
  • ・塩分制限(2g以下)気配り宅配食/7食セット:4,860円(税込)
  • ・たんぱく10g&塩分2g制限気配り宅配食/7食セット:5,184円(税込)

 

彩ダイニング

 

彩ダイニングは、「カロリー・塩分調整コース」と「たんぱく・塩分調整コース」の2種類があります。カロリーは250kcal前後、塩分は2.0g未満、たんぱく質は10gとなっています。さらに、たんぱく・塩分調整コースでは、カリウム(500mg以下)やリン(170mg以下)の栄養素も計算されています。一食からの注文が可能なので、食事の準備が難しい・面倒だというときに最適です。

■価格(一例)

  • ・(おためし)カロリー・塩分調整コース7食セット:4,193円(税込)
  • ・(おためし)たんぱく・塩分調整コース7食セット:4,760円(税込)

 

食宅便

 

おまかせで7食分の食事が届けられるコースに加えて、7食を自分の好みでカスタマイズして注文も可能です。和食・洋食・中華・肉料理・魚料理とバリエーションも豊富なので、和食を中心にしたい、肉料理を食べたい、と気分によって食事の内容を変えることができます。
普通食だけでなく、食事制限のある方は「ケアコース」で摂取する栄養の管理もできます。

■価格(一例)

  • ・おまかせコースAセット/7食:3,920円(税込)
  • ・塩分ケアA/7食:4,340円(税込)
  • ・カロリーケア1200A/7食:4,340円(税込)
  • ・たんぱくケアA/7食:4,340円(税込)

 

夕食.net

 

夕食ネットは、創業40年一日50万食をお届けしているヨシケイのサービスです。
一食あたり340円ととてもお手ごろです。(初回は半額!)
各エリアのヨシケイスタッフが配達を行うので、注文できるエリアは限られてしまいますが、当日午前5時までの注文で、当日頼めばその日に届きます。 「あ、明日食事の準備ができない!」というときにとても頼りになるサービスです。

■価格(一例)

  • ・楽らく味彩/3食セット:1,018円(税込)

 

わんまいる

 

「旬の手作りおかずセット」はカロリーが平均400kcal、塩分が3.5g以下と健康的な摂取量を保つように考えられています。野菜はすべて国産、海の幸は目利きの魚屋から、旬の食材を使っているなど、食材へのこだわりが強いことも大きな特徴です。

■価格(一例)

  • (初回)旬の手作り健幸ディナーお試しおかずセット/5食:2,980円(税込)

 

食材宅配のヨシケイ

 

食材宅配のヨシケイは、半調理済みの食材が届く料理キットコース、食材が届くコースなど種類が豊富です。お弁当を温めるだけではなんとなく味気なく感じる、買い物は大変だからしたくないけど調理はしたい、なんて人におすすめです。

■価格(一例)

  • スマイルミール/2食:1,193円(税込)
  • ヘルシーメニュー/2食:1,259円(税込)

 

 

いかがでしたでしょうか。
「宅配食事サービス」といっても、提供している会社や、コースによって内容は様々です。毎日ではなくても、平日だけ、体が疲れている日だけ、など人それぞれで使い方を変えることができます。
気になったものは、まずは一度試しに注文してみてはいかがでしょうか。

 

 

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■記事作成・監修 シニアのあんしん相談室
シニアのあんしん相談室 「シニアのあんしん相談室」は高齢者住宅の相談窓口。介護の知識に長けた専門の相談員が、納得できる施設選びをサポートします。介護ニュースでは、介護に関する最新情報をはじめ、医療や健康に関連するニュースを定期的に発信しています。
記事監修:老人ホーム入居相談員(介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー2級、宅地建物取引士、認知症サポーター)
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